「これだけ働いて 14 万…バイトしてた方がいいじゃない?」
給与明細をみて思った、リアルな私の気持ちでした。
ちょい就職氷河期のなかで
運よくつかんだ大手企業の事務職の仕事。
（私が就活した 2009 年はほぼ営業職しかなかった求人）
産休・育休もしっかり取れて
有休も完全消化。定年まで働く女性も多い会社。
両親は
「これで将来安泰やね」
と喜んでくれてたけど、私は将来が不安でしかたなかった。
だって、毎日 8 時間週５で働いて
給料はアルバイトするより少ない。昇給はあるけど、微々たるもの。
さらに不安になったのは、今年就職した弟の給料。
初任給が私より多くて 18 万ほど。
「この差はなんなの?私、この先生活していけるの?」
この不安を消すように
少しでも将来のために残そうと思ったのが「貯金」でした。
「とにかく老後にお金がかかるから、今のうちに準備しておかないと!」 「できることは切り詰めて貯金に少しでも回そう!」
雑誌や本を読んで勉強し
実家暮らしなら手取りの 30%は貯金に回した方がいい。 その言葉通りに
・職場の財形で先取り貯金
・貯蓄口座を開設し、そこからも自動引き落としで貯金
こんなことを毎月、24 歳の私は 40 年以上先の未来のために 行動していました。
【言われたことを、素直に行動にうつす】
これ、私の成功法則なので
貯金は順調に増えていきました!
貯金通帳を眺めて、増える数字に安心して
また節約にはげむ。
数年経って、少しでも趣味と実益を兼ねて
節約ブログを開設。
収支を公開して、貯金を少しでも増やそう!
まだ、できることはあるはず
https://ameblo.jp/yu-ki26azz/entry-12076882598.html
当時、アメブロでも「年間 100 万円貯金」がブームだったこともあり 私もそこを目標にしていました。
「老後が心配」から始めた貯金は
いつしかただ、増やすもの。にすり替わっていました。
ただ、増やす以外に目的がなかったんですよね。
・将来結婚したときのため
・旅行に行くためのお金
・欲しい服を買うため
そんなのは一切ない。ただ、増やすだけ。
だから、貯金が減ること、使うことにすごい罪悪感がありました。
※当時のブログより
旅行をして「楽しかった」「嬉しかった」よりも
収支が赤字になったことがショックなんです。
もちろん、引き落としが多くて
びっくりすることは誰にでもあること。
「ま、行った事ないところにいけて、楽しかったな!
また今月も仕事頑張ろう」
とか、一切当時は思ってなかったんです。
・こんなにお金を使って悪い奴
・お金の管理ができてないダメな子
当時の私は、自分でじぶんのことを「お金の管理」ができてない ダメなやつだと本気で思ってました。
だから、どんどんお金を使うことは「悪」
お金をたくさん使うことは「だらしない」と思って
20 代、お金を自分のために全然使うことない人生でした。
当初の目標のとおりお金は「ある」
でも、いつか先、何十年もさきの未来の不安のために 使うお金なので…
手元に残るお金だけをみて
「私ってお金がない」「私の収入って少ない」
「少ないから、私の将来ずっと不安」
こんな風に思い込んでいたんです。
おーー!怖い(;^_^A
今、こうして振り返ってみると
びっくりするくらいちゃんとしてたよ!
奨学金、携帯代、家にお金もいれて
月に 5 万円貯金してたってすごいよ!!
と、褒めてあげたい。社会人になった私の抱きしめてあげたい。
何より、自分にかけている言葉が
めちゃくちゃスパルタだなって思いました。
でも、今、心理学や脳科学などを学んで
心のことを勉強したから分かります。
この将来に不安な現実は「自分」が創っていたこと。
私たちに現実や見え方って
同じもの事をみていても、感じ方、捉え方って人それぞれなんです。
それは、今まで経験してきたモノや感情などが
関わってるんですけど…
日々、どんな言葉を自分にかけているのか。
これが、すごく大事なんです。
「楽しいな」「嬉しいな♪」「しあわせだな～」
「私ってすごいね!」「やればできるじゃん!」
こんな言葉を常にかけている人と
「あー、なんかしんどい」「つらいな」「つまんないな」
「私っていつもお金ない」「あー、これが買えないって不幸」
こんな言葉ばかり呟いている人、どちらの方が
お金さんとも仲良くなって、人生うまくいきそうですか?
たぶん、前者のポジティブな言葉を
常に言っている人、だと思うんです。
でも、じぶんにどんな言葉をかけているのか
知っている人ってほとんどいなんです。
なので、今のお金さんの状況を「知る」こと。 正しく、自分の貯金額を「知る」こと。
「今」どれだけあるのか知ること。
この現在地を「知る」っていうことは
本当に大事だな、って思ったんです。
24 歳の私に今なら伝えてあげたい。
「ちゃんと貯金は貯まっているよ」
「心配ないよ、使っても大丈夫だよ」
ちゃんと今の状態を「知る」ことで
もっと将来に安心できたり、ただ貯める以外のこともできたんじゃないかな って、思います。
…ということで、ここまで読んでいただいた
あなたへ質問です。
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① 毎月いくらあれば、あなたは安心して生活できますか? ② 老後や教育資金など将来に備えるお金はいくらあれば、安心できますか?
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ぜひ、自分に聞いてみて。
大丈夫、聞かれたことに答える力をあなたは持っている。
それに、この答えに正解はないし
また生活するなかで、変わっても大丈夫です＾＾
今のあなたが安心する答えを、まずは聞いてあげる。
知ってあげることをやってみてね。
そして、この貯金はのちの私に大きな資産を残してくれましたが また、失敗するんですよね＞＜(笑)
次回の配信では「使い方」のお話です。
